フリーランスの確定申告完全ガイド2026

フリーランスの確定申告完全ガイド2026 確定申告の基本

最終更新日:2026年6月27日

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この記事を書いた人: 確定申告サポート歴17年。年間500人以上の個人事業主・フリーランスの確定申告を窓口で直接サポートしてきました。記帳指導・会計ソフト指導・労働保険・損害保険・生命保険業務を担当。FP・日商簿記2級取得。

「フリーランスになったから確定申告をしなきゃいけないのはわかる。でも、何から手をつければいいのかさっぱり…」

確定申告というのは、ひとことで言えば「1年間の儲け(所得)に対して税金を申告する手続き」です。ここを「儲け」ではなく「売上に税金がかかる」と思い込んでいる方が、窓口にはとても多くいました。この勘違いを抱えたまま進むと、必要以上に不安になったり、逆に払いすぎたりします。

この記事では、確定申告の相談窓口で17年やってきた立場から、確定申告のやり方を順番に整理します。読み終わるころには、次の3つが見えているはずです。

  • 税金が「売上」ではなく「所得(儲け)」にかかる仕組み
  • 確定申告をゴールまで進める5つのステップ
  • 帳簿付け・会計ソフトで初心者がつまずくポイントと、その避け方

  1. 確定申告の前に税金の仕組みをまず理解する
  2. フリーランス確定申告のやり方5ステップ
    1. STEP1:開業届・青色申告承認申請書を提出する(紙でOK)
    2. STEP2:売上・経費を帳簿にまとめる
    3. STEP3:会計ソフトで集計する
    4. STEP4:確定申告書を作成する
    5. STEP5:e-Taxで送信、または税務署へ提出する
  3. 帳簿の付け方|確定申告で初心者がつまずくポイント
    1. 売上帳・現金出納帳・預金出納帳の違い
    2. 現場でよく見るミス①:現金出納帳の残高がマイナスになる
    3. 現場でよく見るミス②:事業用口座に事業の取引しか入力していない
    4. 現場でよく見るミス③:クレジットカードの「買った日」と「引き落とし日」を混同する
  4. 確定申告の会計ソフトの選び方|現場の本音
  5. 確定申告は税務署・青色申告会・税理士をどう使い分けるか
  6. フリーランス確定申告の年間スケジュール
  7. 確定申告の必要書類チェックリスト
  8. フリーランス確定申告のやり方でよくある質問
    1. Q. 売上が少ない年でも確定申告は必要?
    2. Q. 3月の期限を過ぎてしまったら?
    3. Q. 開業届を出していなくても確定申告できる?
    4. Q. 簿記の知識がなくても大丈夫?
    5. Q. 会社員の副業でフリーランス収入がある場合は?
    6. Q. 申告した内容に間違いが見つかったら?
    7. Q. 年の途中で独立した場合、初年度の申告はどうなる?
  9. まとめ:確定申告で今日やることは1つ
    1. 確定申告で「経費」として認められないものは何ですか?
    2. 確定申告を税理士に頼むといくらかかりますか?
    3. 2026年分の確定申告はいつから準備を始めればいいですか?

確定申告の前に税金の仕組みをまず理解する

確定申告の仕組み|売上から経費と控除を引いた課税所得に税金がかかる

確定申告でつまずく人の多くは、知識が足りないのではなく、税金がどこにかかるのかを誤解しているだけです。ここさえ腹落ちすれば、あとの作業はぐっと軽くなります。

税金がかかる流れは、たった2段階です。

① 売上 − 経費 = 所得(儲け)
② 所得 − 各種控除 = 課税所得 → 課税所得 × 税率 = 税金

ポイントは、税金は「売上」ではなく、売上から経費を引いた後の「所得(儲け)」にかかるということです。たとえば売上が500万円でも、経費が200万円かかっていれば、税金の計算のもとになるのは差し引き300万円の所得です。ここからさらに各種の控除を引いた金額に、はじめて税率がかけられます。

相談窓口でよく見たのが、「売上が400万円もあるから、税金がいくらになるか怖くて…」と顔を曇らせて来られるケースです。話を聞くと、経費を引く発想がなく、売上にそのまま税率がかかると思い込んでいる。「経費を引いた後の儲けにしか税金はかかりませんよ」とお伝えするだけで、表情がほっと緩む方が本当に多かったのを覚えています。

そして、ここが大事なところです。経費を正しく計上するだけで、税金は下がります。仕事のために払ったお金(パソコン・通信費・交通費・打ち合わせの飲食代など)をきちんと経費に入れれば、その分だけ所得が小さくなり、結果として税金も小さくなる。経費にできるものを取りこぼしている人ほど、知らないうちに税金を多めに払っているわけです。何が経費になるか迷ったら、フリーランスが経費にできるもの一覧で具体的な科目を確認してください。

もう少し具体的に見てみましょう。たとえば、ある年の売上が400万円で、経費が100万円かかったとします。このとき所得は「400万円 − 100万円 = 300万円」です。ここからさらに、基礎控除や国民年金・国民健康保険などの社会保険料控除、青色申告特別控除といった各種の控除を引いた残りが「課税所得」になり、その課税所得に税率がかけられます。つまり、税金が計算されるのは売上の400万円ではなく、いくつもの引き算をしたあとの、ずっと小さな金額なのです。

ここで覚えておきたいのが、「経費」と「控除」は別物だということです。経費は売上から引くもの、控除は所得から引くものです。たとえば自分の生命保険料は経費にはなりませんが、「生命保険料控除」として所得から引けます。窓口でも「生命保険を経費に入れていいですか」という質問が多かったのですが、これは経費ではなく控除の欄に書くもの。混同すると申告書の書く場所を間違えてしまうので、この線引きだけは押さえておいてください。

なお、基礎控除の金額は令和7年度の税制改正で見直されています。改正で税額がどう変わるかは基礎控除改正の解説にまとめているので、あわせて確認してみてください。


フリーランス確定申告のやり方5ステップ

フリーランスの確定申告5ステップ|開業届提出から申告書提出まで

全体の流れがわからないまま個別の作業に手を出すと、必ず迷子になります。地図がないまま山に入るのと同じです。まずは、ゴールまでの5ステップを頭に入れてしまいましょう。

STEP1:開業届・青色申告承認申請書を提出する(紙でOK)

独立したら、まず税務署に開業届を出します。あわせて出したいのが「青色申告承認申請書」です。この2枚はセットで提出するのが基本で、どちらも紙の用紙に手書きで提出してかまいません。提出期限の目安は次のとおりです。

  • 開業届:開業日から1か月以内
  • 青色申告承認申請書:原則、開業日から2か月以内(青色申告で申告したい最初の年の3月15日が期限になる場合もあるため、迷ったら税務署に確認を)

青色申告にしておくと、要件を満たせば青色申告特別控除(e-Tax申告または優良な電子帳簿保存で最大65万円)が使えます。これは「所得から最大65万円を差し引ける」という、フリーランスにとって大きな特典です。なお、令和8年度税制改正により令和9年分(2027年分)から上限が75万円に引き上げられることが決まっています(詳しくは青色申告控除75万円改正の解説をご覧ください)。申請書を出していなければ自動的に白色申告となり、この控除は受けられません。窓口でも「去年、申請書を出し忘れていた」という相談が毎年寄せられました。

STEP2:売上・経費を帳簿にまとめる

1年間にいくら売上があり、いくら経費を使ったかを記録します。これが帳簿です。「帳簿」と聞くと身構えてしまいますが、最初は「いつ・いくら・何の売上か」「いつ・いくら・何に使った経費か」を書き出すだけでも立派なスタートです。

STEP3:会計ソフトで集計する

書き出した売上・経費を会計ソフトに入力すると、青色申告に必要な決算書(損益計算書・貸借対照表)が自動で組み上がります。銀行口座やクレジットカードを連携しておけば、明細の取り込みもかなり自動化できます。ソフトの選び方はこの記事の後半で詳しく扱います。

STEP4:確定申告書を作成する

会計ソフトが集計した数字をもとに、確定申告書を作ります。生命保険料控除や国民年金・国民健康保険などの控除も、このタイミングで入力します。控除証明書は10〜11月ごろに郵送で届くので、なくさず保管しておきましょう。

STEP5:e-Taxで送信、または税務署へ提出する

できあがった申告書は、e-Taxでそのまま電子送信するか、印刷して税務署へ持参・郵送します。65万円の青色申告特別控除を受けるには、原則として期限内のe-Tax送信(または優良な電子帳簿の保存)が条件です。紙で提出すると控除額は55万円に下がる点だけ覚えておいてください。なお、令和9年分(2027年分)からは控除額が75万円に引き上げられる一方、売上規模によっては控除額が変わるケースも出てくる予定です(2027年改正の詳細)。

確定申告の期間は、原則として翌年の2月16日〜3月15日(土日祝にあたる場合は翌平日)です。1年の流れの中でこの時期がゴール、と位置づけておくと動きやすくなります。


帳簿の付け方|確定申告で初心者がつまずくポイント

5ステップの中で、初心者が一番つまずくのがSTEP2の帳簿付けです。窓口で「ソフトに入力したけれど残高がおかしい」という相談が後を絶ちませんでした。ここでは、よく使う帳簿の違いと、現場で繰り返し見てきたミスを整理します。

売上帳・現金出納帳・預金出納帳の違い

帳簿 記録するもの
売上帳 いつ・誰に・いくら売り上げたか(請求した金額)
現金出納帳 現金で受け取った・現金で払ったお金の出入りと残高
預金出納帳 事業用の銀行口座への入金・出金と残高

ざっくり言えば、現金出納帳は「財布の中身」、預金出納帳は「事業用口座の通帳の動き」を記録するものです。会計ソフトを使えばこれらは自動で連動しますが、中身を理解しないまま使うとミスに気づけません。

現場でよく見るミス①:現金出納帳の残高がマイナスになる

相談でとても多かったのが、現金出納帳の残高がマイナスになっているケースです。財布の中身がマイナス、つまり「持っていないお金を払った」ことになっている。これは現実にはありえない状態で、入力ミスや記録漏れのサインです。残高がマイナスになっていたら、どこかで現金の入金(事業主借など)を入れ忘れているか、二重に経費を入れている可能性が高い。残高は仕訳が正しいかを映す鏡なので、マイナスを見つけたら必ずさかのぼって確認してください。

現場でよく見るミス②:事業用口座に事業の取引しか入力していない

もう一つ多かったのが、事業用の口座と家計(プライベート)のお金が混ざっているのに、それを帳簿に反映できていないケースです。事業用口座から生活費を引き出したり、プライベートの口座から事業の経費を払ったりしているのに、「事業の取引だけ」を入力して、家計との行き来を記録していない。すると預金出納帳の残高が実際の通帳残高と合わなくなります。

個人事業主の帳簿は、「自分(オーナー)」と「事業(箱)」を別人として考えるのが出発点です。事業のお金を自分の生活に使ったら「事業主貸」、自分のお金を事業に入れたら「事業主借」。この行き来をきちんと記録して初めて、残高が合います。可能なら事業用の口座とプライベートの口座を最初から分けておくと、この作業が一気に楽になります。

預金出納帳が正しく付けられない原因の多くは、この「家計との混在を記録していない」点にあります。残高が合わないまま放置すると、青色申告65万円控除の前提である貸借対照表が成立せず、控除が受けられないリスクもあります。

現場でよく見るミス③:クレジットカードの「買った日」と「引き落とし日」を混同する

会計ソフトを使い始めた人が最初につまずくのが、クレジットカードの処理です。相談でよく見たのは、カードの引き落とし日に経費を計上しているケース。たとえば3月に買って4月に引き落とされた経費を、4月の経費として記録してしまう。これだと月や年をまたいだときに、本来の年の経費がずれてしまいます。

青色申告の65万円控除では「発生主義」、つまりお金が動いた日ではなく、買った日(サービスを受けた日)に記録するのが原則です。カードで買った日と、口座から引き落とされる日は別の日。帳簿に経費を立てるのは「買った日」です。この感覚は最初こそ難しいのですが、ここを押さえておくと年またぎのズレを防げます。

帳簿の残高は「健康診断の結果」
現金出納帳・預金出納帳の残高が、実際の財布や通帳と合っているか。これが帳簿が正しいかどうかを映す最大のサインです。残高が合わない=どこかに入力ミスがある、と考えて、合うまでさかのぼって直す。この習慣がつくと、確定申告の精度は一気に上がります。

確定申告の会計ソフトの選び方|現場の本音

記帳を効率化するなら会計ソフトは強い味方です。ただ、確定申告の相談窓口に17年いた立場から、あえて本音を先にお伝えします。

簿記の知識がまったくない状態でクラウド会計ソフトを使い始めると、帳簿のミスに自分で気づけません。ソフトが出した数字をそのまま正しいと信じてしまい、残高が合わないことにも気づかない。窓口で「ソフトに入力したのに残高がおかしい」という相談が多かったのは、まさにこのパターンです。

だからこそ、おすすめしたい順番があります。まずは売上・経費を紙か表計算ソフトでざっと整理してから、会計ソフトを使い始める。「1年間でいくら売れて、何にいくら使ったか」を自分の手で一度通すと、ソフトが出す数字の意味がわかるようになります。遠回りに見えて、これが結局いちばん早い。簿記を先に少しでもかじった人ほど、その後の質問の質が違いました。

その前提を踏まえたうえで、代表的な3つのソフトを整理します。

ソフト 特徴 向いている人
freee会計 質問に答える形式で進む。簿記の用語が苦手でも入力しやすい。口座連携が強力 開業したて・簿記がまったくの初心者
マネーフォワードクラウド 口座・カードの連携が強力。簿記の知識がある人ほど使いやすい 口座が多い人・他のMFサービスも使う人
やよいの青色申告オンライン 老舗の安心感が強み。セルフプランは初年度無料(操作サポートはベーシック以上) コストを抑えたい人(操作サポートが必要ならベーシック以上)

freeeとマネーフォワードは口座・カードの連携が強力で、明細を自動で取り込んでくれます。ただし、自動で付けられた仕訳が間違っていることもある点には注意が必要です。「自動だから安心」ではなく、取り込まれた仕訳が正しいかを月に1回は確認する。ここを見られるかどうかが、最初に紙で整理しておくべき理由でもあります。

各ソフトの操作感はレビュー記事にまとめています。freee会計の使い方・評判マネーフォワードクラウドの使い方・評判やよいの青色申告オンラインの評判・使い方をどうぞ。freeeとMFで迷うならfreeeとマネーフォワードどっちがいい?もあわせて読むと選びやすくなります。


確定申告は税務署・青色申告会・税理士をどう使い分けるか

「自分でやれる自信がない」「途中で詰まったらどうしよう」という不安は、誰に何を相談できるかを知っておくだけでだいぶ軽くなります。

まず知っておいてほしいのは、多少わからないまま提出しても、申告書はいったん受理されるということです。窓口に来る方も、最初から完璧な人はほとんどいません。ただし、内容に不備や計算ミスがあると、後から税務署に修正を求められたり、問い合わせが来たりすることがあります。「出して終わり」とは限らない、ということだけ頭に置いておいてください。

相談に来られるときに「何を持っていけばいいですか」とよく聞かれましたが、答えはシンプルです。

相談窓口に持ってきてほしいもの
・帳簿(売上帳・現金出納帳・預金出納帳、または会計ソフトの画面)
・1年間の売上の数字
・1年間の経費の数字
この3つがあれば、たいていの相談はその場で前に進みます。

それぞれの窓口の使い分けは、次の表が目安です。

相談先 向いている場面 費用の目安
税務署 書き方そのものの確認、申告期間中の相談会。誰でも無料 無料
青色申告会 記帳指導・年間を通じた相談。会員制で個人事業主に伴走 年会費(数千円〜・地域で異なる)
税理士 記帳代行・申告書の作成代行・税務調査の立ち会い 確定申告のみで数万円〜・顧問契約は別途

一つ補足しておくと、青色申告会には税務代理の権限がありません。つまり、税務調査の場に立ち会って代理で説明することはできません。調査の立ち会いまで頼みたい、あるいは記帳をまるごと任せたいという段階になったら、税理士の出番です。費用と手間を天秤にかけて選んでください。


フリーランス確定申告の年間スケジュール

確定申告は2〜3月だけの作業だと思われがちですが、実際は1年を通じた積み重ねです。窓口で「毎年ラクな人」と「毎年バタバタする人」を分けていた最大の差が、このスケジュール感でした。先に流れを決めておくと、3月に慌てずに済みます。

時期 やること
開業直後 開業届・青色申告承認申請書を税務署へ提出(期限に注意)
通年(毎月) 会計ソフトで口座・カード明細を確認し、仕訳を月15〜30分チェック
10〜11月 生命保険料・国民年金などの控除証明書が届く → まとめて保管
1月 1年分の領収書・請求書を整理し、年間の売上高と経費を締める
2月16日〜3月15日 確定申告書を作成・提出し、所得税を納付(土日祝は翌平日)

相談でよく見たのは、12月まで何も手をつけず、1月に1年分の領収書の山と向き合って青ざめる方です。「毎月15分でいいから明細を見ておけば、この山にならなかったんですよ」とお伝えすると、翌年からは別人のように余裕を持って来られる。スケジュールを先に決めておく効果は、それくらい大きいです。最新の申告日程は必ず国税庁ウェブサイトで確認してください。


確定申告の必要書類チェックリスト

申告期限前に慌てないよう、1月のうちに書類を揃えておきましょう。青色申告か白色申告かで必要な決算書類が変わります。おおまかな目安は次の表のとおりです。

書類 青色 白色 入手先
確定申告書 必須 必須 会計ソフト・国税庁サイト
青色申告決算書(損益計算書+貸借対照表) 必須 不要 会計ソフトが自動生成
収支内訳書 不要 必須 会計ソフト・国税庁サイト
マイナンバーカード(または通知+身分証) 必須 必須 本人保管
生命保険料・国民年金などの控除証明書 あれば あれば 保険会社・年金機構から郵送
国民健康保険料の納付額がわかるもの・医療費の領収書 あれば あれば 自治体の通知・各医療機関

相談でよくあったのが、「控除証明書をどこかにしまって見つからない」というケースです。10〜11月に届いたら、その月のうちに1か所にまとめておくだけで、3月の自分が助かります。書類の詳しい一覧と青色・白色の違いは、確定申告の必要書類チェックリストにまとめてあるので、印刷して手元に置いておくと安心です。青色と白色の制度面の違いは青色申告と白色申告の違いで解説しています。


税理士に記帳から申告まで頼むと数万円〜数十万円かかりますが、会計ソフトなら月1,000円前後で確定申告まで完結します。どれも無料で試せる期間があるので、実際に操作してみてから、自分に合う1本を選んでください(各社の最新条件は公式サイトでご確認ください)。

確定申告ソフトを無料で試す

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質問に答えていく形式で、簿記の用語が苦手でも入力しやすいのが強み。口座連携も得意で、開業したての初心者に向いています。スタータープランは年払いで月980円から。

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フリーランス確定申告のやり方でよくある質問

Q. 売上が少ない年でも確定申告は必要?

所得(売上−経費)から各種控除を引いて、なお課税される所得が残るなら、原則として申告が必要です。なお、令和7年度の税制改正で基礎控除が引き上げられたため、申告が必要になる所得の目安も変わっています(詳しくは基礎控除改正の解説をご覧ください)。たとえ赤字でも、青色申告なら損失を翌年以降に繰り越せるため、申告しておくと将来の税金を減らせます。「少ないから不要」と決めつけず、まず帳簿を締めて数字を出してみてください。具体的な要否は税務署にも確認できます。

Q. 3月の期限を過ぎてしまったら?

期限後の提出は「期限後申告」となり、無申告加算税や延滞税が発生することがあります。自主的に期限後申告した場合の無申告加算税は原則5%ですが、令和5年分以後、税務調査後等の場合は税額区分により15%・20%・30%となることがあります。気づいたらすぐ申告するのが鉄則です。払いすぎた税金を取り戻す還付申告は、一定期間内なら期限後でも提出できます。正確な取り扱いは税務署に確認してください。

Q. 開業届を出していなくても確定申告できる?

できます。開業届を出していなくても、所得があれば確定申告の義務はありますし、申告書も受理されます。ただし開業届とセットの青色申告承認申請書を出していなければ白色申告になり、青色申告特別控除(e-Tax申告で最大65万円)は使えません。次の年からでも申請はできるので、早めに開業届・申請書を出しておくのがおすすめです。

Q. 簿記の知識がなくても大丈夫?

会計ソフトを使えば、簿記がゼロでも複式簿記の帳簿は形になります。ただ、本文でも触れたとおり、簿記の基礎が頭に入っていないと入力ミスに自分で気づけません。余裕が出てきたら簿記3級程度の基礎に触れておくと、数字を自分で読めるようになり、経営判断もぐっと楽になります。窓口でも、簿記を先に学んだ人ほど質問の質が違いました。

Q. 会社員の副業でフリーランス収入がある場合は?

給与以外の所得(売上−経費)が年20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は別途必要になるケースがあります。会社員の方はここで「年収」と「所得」を混同しがちですが、判定に使うのは給与の年収ではなく、副業の「所得(売上から経費を引いた儲け)」です。詳しくは副業会社員の確定申告で解説しています。

Q. 申告した内容に間違いが見つかったら?

すでに申告した内容に誤りがあった場合は、税額が増えるなら「修正申告」、減るなら「更正の請求」で直します。どちらの手続きが必要かは、税務署や青色申告会の窓口で相談すれば教えてもらえます。気づいた時点で早めに動けば、傷は浅く済みます。

Q. 年の途中で独立した場合、初年度の申告はどうなる?

独立した年の確定申告は、原則として翌年の2月16日〜3月15日(土日祝は翌平日)に行います。会社員時代の給与収入があれば、それも合わせて申告が必要です。退職時にもらう源泉徴収票を必ず保管しておいてください。


まとめ:確定申告で今日やることは1つ

フリーランスの確定申告は、いっぺんに全部を理解しようとするから難しく感じます。分解すれば、税金は「儲け(所得)」にかかること、5ステップで進められること、帳簿は残高が合っているかが命であること——この3点を押さえれば、もう怖くありません。

そのうえで、今日やることはたった1つです。

今日やること
① 開業届・青色申告承認申請書を税務署へ提出する(まだの人)
② 1年間の売上と経費を、紙でもいいのでざっとまとめ始める

この2つに手をつけておけば、来年の3月はずっとラクになります。会計ソフトはどれも無料で試せるので、紙でひと通り整理したら、自分に馴染む1本を触ってみてください。

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※本記事の税制情報は2026年6月時点のものです。最新情報は国税庁ウェブサイトでご確認ください。各会計ソフトの料金・無料期間の条件は各公式サイトでご確認ください。

確定申告で「経費」として認められないものは何ですか?

事業に直接関係のない支出は経費になりません。家族との食事代・趣味の費用・住宅ローンの返済は対象外です。「仕事のため」と説明できるかどうかが判断の基準で、グレーゾーンは税理士に相談するのが安全です。

確定申告を税理士に頼むといくらかかりますか?

個人事業主の確定申告を税理士に依頼した場合、年間5〜15万円程度が相場です。会計ソフトを使えば帳簿入力の大半は自動化できるため、青色申告会(年会費1〜2万円程度)や無料の税務署相談を先に活用するほうが費用対効果は高いことが多いです。

2026年分の確定申告はいつから準備を始めればいいですか?

提出期限は2027年2月16日〜3月15日ですが、準備は2026年12月中に始めるのが理想です。年内に年間収支の整理と書類の保管状況を確認しておくだけで、申告直前の混乱をかなり防げます。

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