「これって経費にできる?」
フリーランスなら誰もが一度は悩む問いです。経費を正しく計上することは、節税の基本であり、確定申告の要です。
この記事ではフリーランスが経費にできるものの一覧と、経費計上の判断基準を詳しく解説します。
目次
1. 経費になる・ならないの判断基準
経費として認められる条件はシンプルです。
経費の基本原則:「事業に必要な支出かどうか」
事業を行うために直接必要な費用が経費です。プライベートの支出は経費になりません。
事業を行うために直接必要な費用が経費です。プライベートの支出は経費になりません。
判断に迷ったときは次の2つの質問で確認しましょう。
- この支出は仕事のために使ったか?
- 領収書・レシートで証明できるか?
両方「YES」なら経費として計上できます。
2. 経費にできるもの一覧(カテゴリ別)
📱 通信費
| 項目 | 備考 |
|---|---|
| スマートフォン代・通話料 | 仕事用割合を按分(例:70%) |
| インターネット回線費用 | 自宅兼事務所なら按分が必要 |
| サブスクリプションサービス | Adobe CC・Slack・Zoom等(仕事用) |
💻 消耗品費・備品
| 項目 | 備考 |
|---|---|
| パソコン・タブレット | 10万円未満→消耗品費、以上→減価償却(青色は30万円未満即時OK) |
| マウス・キーボード・モニター等 | 10万円未満なら消耗品費 |
| カメラ・照明機材 | 仕事用途であれば経費OK |
| 文房具・コピー用紙 | 消耗品費として全額経費 |
📚 書籍・セミナー費
| 専門書・業界雑誌 | 仕事に関連するもの(新聞代も可) |
| セミナー・勉強会参加費 | 研修費・教育訓練費として計上 |
| オンライン講座(Udemy等) | スキルアップ目的なら経費OK |
🚃 交通費・旅費
| 電車・バス代 | ICカードの明細で記録を残す |
| タクシー代 | 仕事上の移動に限る |
| 出張時の宿泊費・飛行機代 | 旅費交通費として全額経費 |
| 車のガソリン代・駐車場代 | 仕事用割合を按分 |
🍽️ 交際費・接待費
| クライアントとの会食 | 個人事業主は全額経費OK(法人は上限あり) |
| 取引先へのお中元・お歳暮 | 接待交際費として計上 |
| コワーキングスペース利用料 | 地代家賃または雑費として計上 |
🏠 地代家賃(自宅事務所)
自宅を事務所として使っている場合、事務所として使っている面積の割合を家賃から経費計上できます(家事按分)。
💰 その他の経費
- 会計ソフト・クラウドツールの利用料
- 名刺・封筒・印刷物の作成費
- ホームページの制作・維持費
- 銀行振込手数料
- 国民健康保険料・国民年金(社会保険料控除)
3. 家事按分が必要なもの
プライベートと仕事で兼用しているものは、使用割合で按分して経費計上します。
| 項目 | 按分の基準 | 例 |
|---|---|---|
| 家賃 | 仕事に使う部屋の面積割合 | 仕事部屋20% → 家賃の20%を経費 |
| 電気代 | 仕事時間の割合 | 週40時間中30時間が仕事 → 75% |
| スマートフォン | 仕事での使用割合 | 仕事70%・プライベート30% → 70%経費 |
| 自動車関連費用 | 走行距離ベースが一般的 | 仕事での走行距離÷総走行距離 |
⚠️ 注意:按分割合の根拠を記録しておきましょう。税務調査で「なぜこの割合なのか」を説明できることが重要です。
4. 経費にできないもの
- ❌ プライベートの食事・飲み会(仕事関係者なし)
- ❌ 家族・親族への生活費
- ❌ 自分へのお給料(個人事業主は「事業主貸」として処理)
- ❌ 所得税・住民税(経費にはならない)
- ❌ 罰金・反則金
- ❌ 明らかにプライベートな旅行費用
5. 経費管理のコツ
- 領収書はすぐに保管:月ごとに封筒でまとめると年末が楽
- 会計ソフトで銀行・カード連携:明細が自動で取り込まれて記帳の手間が激減
- 仕事用クレジットカードを作る:プライベートと完全に分けると按分が不要になるケースも
- レシートはスマホで撮影:freeeやマネーフォワードのアプリでOCR読み取りが可能
まとめ
経費の基本は「事業に必要かどうか」です。判断に迷ったときは、領収書に「誰と・何のために使ったか」をメモしておくと税務調査時にも安心です。
会計ソフトで日々の記帳を続けることが、正確な経費管理への近道です。
※本記事の税制情報は2025年時点のものです。個別の判断は税理士にご相談ください。


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